光を音に

 感光器 Light Probe

 感光器とは
感光器は光を音に変換する装置です。英語ではLight Probe(ライト・プローブ)と言います。視覚障害者の理科教育には欠かせない教材と言われています。大きさはちょうど携帯電話くらいで、先端には光を感じるセンサーがついています。明るい光を感じると、感光器はピーという高い音を出し、弱い光ではブーという低い音が出ます。音の高さで、光の強弱を知ることができます。

現在では全国のほとんどの盲学校で理科実験に欠かせない道具として使われています。

 活用例
感光器は、理科教育のさまざまな分野での活用が期待されています。次に感光器を利用した理科実験の例をいくつかご紹介します。
物理分野:直進・反射・屈折など光の性質の学習、光源からの距離と照度の関係、レーザー光線を利用した光の回折・干渉、ボールのはね返り係数の測定、振子の周期の測定など。
化学分野:化学反応による水溶液の色の変化、BTBやフェノールフタレインなど指示薬の色の変化、容器内の水位の測定(容量の測定)、沈殿の有無の確認など。
分生物野:光合成によるデンプンの生成の確認(ヨウ素デンプン反応)、動物の毛皮や植物の葉の模様の確認など。
分地学野:日なたと日かげの明るさのちがい、太陽の方位と高度の測定など。

 感光器の原理
感光器は受光部、発振部、スピーカーの3つの部分から構成されています。受光部には感度の高い光センサーとしてフォトダイオードを採用し、発振部にはきれいな正弦波を発生させる回路を搭載、スピーカーにはオーディオ特性の良いものを使用しています。このため微妙な明るさの変化にも忠実に反応して、人の耳に優しい音を発することができます。感光器本体は室内での使用を前提としているため、受光範囲は100Lux〜2000Lux程度で、出力は300Hz〜6KHz程度ですが、屋外用のフィルターを使用することでさらに高い照度の光の検出も可能です。
 発売元
社会福祉法人 東京ヘレン・ケラー協会
盲人用具センター

東京都新宿区大久保3-14-4
毎日新聞早稲田別館内

TEL 03-3200-1310