余談

 

■直線偏光板+波長板=円偏光板

この観察器に付属の「直線偏光板」に1/4波長板を貼り付けたものを「円偏光板」と言います。実際には1/4波長板を右45度に傾けるか、左45度に傾けるかで「右円偏光」か「左円偏光」にわかれます。実は、この円偏光板は3D映画を見るときに使用する3Dメガネにも採用されています。もし、お手元に3Dメガネがあれば、ぜひ水晶球を観察してみてください。

コガネムシなど甲虫の仲間には円偏光板を通して見ると色が違って見える種類があるそうです。

 

■溶錬水晶・練り水晶

水晶という鉱物の定義が「二酸化ケイ素の結晶」だとすると、市販されている「溶錬水晶」あるいは「練り水晶」とはどのようなものなのでしょうか。どうやら「水晶のかけら」を溶かして冷やし、これを球形に加工しているものをこのように呼んでいるようです。中には水晶のかけらではなくガラスを材料にしたものもあるようです。たとえ原料が本物の水晶でも、いったん熱を加えて溶かしてしまえば、結晶構造を持たないただのガラスになってしまいます。これを水晶と言うのは、鯛焼きを「鯛」、カニカマを「蟹」というようなものです。当社がネット上のショップで買い求めた「溶錬水晶」を2枚の偏光板で挟んで撮影した画像がこちらです。残念ながら虹色の同心円をみつけることはできませんでした。