ギャラリー

過去に撮影した人工虹の画像の中から何点かご紹介します。デジタルカメラやiPhoneによる撮影なので、肉眼で人工虹を観察したときとは印象がことなる可能性があります。

撮影日:2011年04月24日午前中 会社の倉庫前の日だまりにて。

東日本大震災から44日目。この日は日曜日でした。もともと液晶テレビの部品を固定するためのテープとして開発された「黒色粘着シート」が入手できたので、スプレーのりを使わずに人工虹を作ることができる工作キットの開発をはじめたのは震災前のことでした。虹スクリーンの開発者の一人、浜崎修先生とメールでやりとりしながら商品化をすすめました。撮影にはスマートフォンではなくSONYのデジタルカメラを使いました。絵に描いたようなきれいな虹のアーチができました。

撮影日 2024/12/24 iPhone 13

「ネコポスで送れる虹スクリーンおためしセット」を商品化するため、あらためて台紙が黒色の旧「虹スクリーンおためしセット」を使って人工虹の「見え方」を検証したときの画像です。事務所の裏の窓から差し込む朝日を利用して撮影しました。うっすらと虹のアーチが見えますが、もう少し角度を工夫する必要があります。

撮影日 2024/12/24 iPhone13

窓際に商品棚があるので、光源(太陽)、観察者(カメラ)、虹スクリーンが一直線に並ぶのはむずかしく、右手でスクリーンを支え、左手にiPhoneを持ちつつ、虹がくっきり見える角度を探しているところ。スクリーンの右下にiPhoneの角が映っています。

撮影日 2024/12/25 iPhone13

上の2枚を撮影した日の翌日の朝。同じく事務所の裏窓から差し込む朝日を虹スクリーンに当てて人工虹を作ってみました。ニュートンが見たら、なんと言うでしょうか?

もう四半世紀近く前のことになりますが、それまでマイコン関係、メカトロニクス関係の書籍ばかり出版していたシータスクがはじめて「科学啓蒙書」を出しました。この本の中で紹介されている「虹スクリーン」がきっかけで、人工虹の材料である虹ビーズを販売することになりました。

虹スクリーンは最初、プラスチック製の透明なビーズを利用していましたが、同じものの入手がむずかしくなり、何種類かのガラス製ビーズを使った試作を経て、現在の「ニュー虹ビーズ」が誕生しました。

ニュー虹ビーズは発売当初、800g入りのボトルだけでしたが、「つくる科学の本」を読んだ小学生のお母さんから「もっと量の少ないものを」というリクエストをいただき、400gのボトルを発売することになりました。

デジタルマイクロスコープで撮影したニュー虹ビーズの拡大写真です。
ガラスビーズ1粒の直径は約300㎛(0.3mm)です。